幸せな離婚

妊娠中に旦那の不倫発覚!再構築を試みるも離婚!でも円満な離婚ができた私の記録です

別居婚①~妊娠~

新しい仕事が決まって、東日本大震災から半年後の9月、新婚なのに別居生活が始まった。

放っておくと全然料理をしない旦那。体が心配だったので、週末は旦那のところへ通って数日分の料理を作って冷凍保存してくる週末婚。通うのは疲れるけど、離れて暮らすのは自分で決めたことだし、子供も欲しいし頑張ろうと思っていた。

離れて暮らして3ヶ月。
もしかして婦人科に通って妊娠する方法を相談するのもいいかもしれないと思い始めていた頃、妊娠が発覚!

出来る時は出来るんだな、タイミングってあるんだな。

妊娠が分かった時は嬉しくて2人で踊った(笑)

こんなに早くできるなんて…。嬉しいな。





きっかけ⑤~人生を変えた東日本大震災~

引っ越しする事自体は決めたものの、さて、どこに引っ越そう…。

あまり旦那の住んでいるところから離れすぎてしまうと妊娠しようと思ってもタイミングが合わないかもしれない…。

実家のある隣県なら放射能汚染も少ない。

国家資格も持っているし仕事は何とかなるだろう。

そう決めてしまうと行動の早い私(笑)
さっさと次の仕事先を決めてきた。

その事を旦那に報告すると、

「え?ここから仕事に通うの?」

だって。

………

引っ越しする事がまず前提で話をしていたつもりが、伝わってなかったのかな…。
なんだか不安だ。





きっかけ④~人生を変えた東日本大震災~

元旦那に引っ越しをしたいと相談する。

一応の理解は示してくれるものの、やはり会社を辞めてまでの引っ越しには抵抗があるようだった。

そりゃそうだよね。男の人にとっては仕事は大事だもの。今の仕事で苦労してきた事も知ってるし、成果上げてやりがいを感じていることも知っていた。


とは言っても、自分の身も大事だし、新婚だからこれから子作りも積極的に考えていきたいとも思っていた。


どうするのがベストなんだろう…

それから数ヶ月考え続けた。

出した結論は、私だけ引っ越す事だった。







きっかけ③~人生を変えた東日本大震災~

あれは震災から1ヶ月ほどたった日のこと。

昼間ベッドで寝ていた時、突然の胸痛に襲われた。


ぐぅぅ… 苦しい… 息ができない…
このまま死ぬのかも…


痛みに襲われていたのは30秒位だったと思う。

その頃は放射能と病気の関係を一通り調べていて、心筋梗塞を引き起こす可能性のこともどこかで読んでいた。


もしかしてあれは心筋梗塞の痛み…?このままここに住み続けるのは無理じゃないか…?

生きていれば仕事は何か見つかる!
死んだら何もならない!


私の心は引っ越しに急速に傾いた。問題は元旦那の仕事先が仙台でしか出来ないことだった。




きっかけ②~人生を変えた東日本大震災~

驚くべきニュース…。それは福島の原発が吹き飛んだことだった。

放射能の事をよく知らない私だったが、すぐにチェルノブイリの事が浮かんだ。同僚は放射能の危険性を知っていて、少し話を聞いただけで不安になった。

福島から離れているとは言っても、仙台で妊娠しても大丈夫だろうか…。

ネットで調べてみても、心配し過ぎない方が良いという記事や、様々な病気を引き起こす要因になるという記事、そして、小さな子どもほど影響を受けやすいという記事等など…。
どれを信用すべきなのか分からなかった。

新婚でこれから家族設計を組み立てていかなければならないのに、どれが正解なのか全く分からなかった。

気にせず住み続けて、家族が病気になったらどうしよう…

でも仕事を辞めて西日本に引っ越す?すぐに仕事が見つかるだろうか…

そもそも不安を煽ってるだけでそんなに影響は出ないんじゃないか…

毎日毎日グルグルグルグル色々な考えが浮かんでは消えた。







きっかけ①~人生を変えた東日本大震災~

私達元夫婦は、あの東日本大震災の2日前に入籍したばかりだった。

震災当日、その日は久々の平日休み。
ふと、「アウトレットで買い物しようかな…」と頭をよぎったものの、平日にしかできない銀行窓口での名義変更や、市役所での様々な手続きもしなくては…と思い直し、仙台市内に留まっていた。


2時46分、大音量で危険を知らせるアラームが鳴った。

そして、あの長く続く揺れ。一体いつになったら収まるんだろうと思うほど長く感じた。

幸いにも停車した車の中にいたため、怪我ひとつせず、すぐに元旦那とも電話が通じたため、お互いの無事はすぐに分かった。

2日前に入籍してなかったら、今頃仙台港のアウトレットにいただろうな…。

これが生死の分かれ目、このために結婚したのかもしれないと思うほど、その日は奇跡が重なって、運良く津波に巻き込まれずに済んだ。

地震からしばらくは家と職場の往復で、肉体的にも精神的にも疲れ切っていた。

そこにさらなる驚くべきニュースが飛び込んできた…。








はじめに

はじめまして。現在6歳の男の子を育てるアラフォーシングルマザーです。

世間では3組に1組が離婚…などと言われていますが、我が家もその3分の一に入ってしまいました。


離婚の原因は、直接は旦那の不倫…しかも妊娠中…になるのかな?他にも色々な価値観の違いはありましたが…。


それがどうして

幸せな離婚

に、なるの?と思われた方もいるでしょう。


私も離婚を決意するまでは、ほんっっっとうに様々な葛藤がありました。

でも今はこれが最善だったんだなと思えます。

元旦那にも感謝の気持ちです。


今、何となく当時を振り返って書き留めておこう、と思いました。

良ければ最後までお付き合い下さい。